車に載せきれない荷物をルーフの上に積めちゃう便利なアイテム、ルーフボックス。結構見かけますよね。
我が家のようなコンパクトカーだとスノボやキャンプの荷物が積みきれませんので、屋根の上を活用するしかありません。
そこで悩むのがルーフボックスにするかルーフラックにするかという問題で、さらには柔らかいタイプのルーフバッグというものも存在するのです。
一体どれがいいのやら…と悩んでいた時期もありました。
なんやかんやで全部使いましたので、それぞれの良い所悪い所を書いていきます。
ルーフボックス
キャリアを探して初めて採用したのがルーフボックスでした。屋根の上に乗っている船みたいなやつです。
ハードな素材で出来ていて蓋もあるので荷物の固定に気を使わなくて良いのがいいのですが、背の高いクルマに取り付けると取り出しにくかったり、高さ制限のあるところで苦労することになります。
大きいので一度外すと取り付けが面倒くさくてあまり使わなくなり、場所もないので友人に貸して使ってもらっていたところ高架にぶつかって割れてしまいお亡くなりになりました・・・。
良かったところ
・たっぷり大容量
・ハード素材なので傷や雨に強い
・鍵付きでセキュリティ良し
・スキー板などの長物も積める
・スタイリッシュでカッコいい
・鍵付きなので安心
悪かったところ
・価格が高い
・高さが増えるので高架や立体駐車場などで気を使う
・ルーフボックスの形によって荷物が制限される
・大きいので付け外しが面倒で、外した時の置き場所に困る
・鍵を忘れると開けられない…
ルーフラック
ルーフラックは四角い籠のようなやつです。ルーフボックスと同様取り付けにはベースキャリアが必要になります。
ラック自体の高さは低いので、荷物を載せていないときはベースキャリアの高さと合わせても車高にあまり影響がありません。
荷物もラックに収まるように自由に積むことができますが、落下しないようネットやベルト等でしっかり固定する必要があります。
ちなみにINNOのベースにTerzoのラックを載せております。メーカー違いなんで万が一合わなかったらどうしようかと思ってましたがまったく問題ありませんでした。
良かったところ
・コンテナボックスをそのまま載せられる
・非積載時に高さを抑えることが出来る
・価格が安い
・コンテナボックスをそのまま詰めるので上げ下ろしが楽ちん
悪かったところ
・荷物がむき出しの場合、雨や飛び石でダメージを受ける心配がある
・荷物が落下しないよう固定する必要がある
・固定するためのベルトやネットが必要
・コンテナボックスを使うと思ったより荷物が載らない
ルーフバッグ
ルーフバッグはソフトタイプのキャリアです。防水仕様になっているので雨の心配はほぼありません。
本体から伸びたベルトを車内のグリップに固定すればベースキャリアも不要ですし、ソフトな素材なので入れる荷物によって形が柔軟に変化してくれる反面、余った生地がバタつかないようしっかり固定する必要もあります。
ベースキャリアの間すっぽりと入れてベースキャリアにベルトで固定しましたが、高速道路を走っても全く問題ありませんでした。
取り付け取り外しも簡単なので、ちょっとした運搬に便利です。
ただ屋根に直接乗せるので局所的に荷重がかかると屋根がヘコまないか心配になります。ルーフラックとの組み合わせが良さそうです。
良かったところ
・驚きの大容量
・使わない時は取り外してコンパクトに収納できる
・価格がとても安い
・ベースキャリア不要でさらに安く済む
悪かったところ
・車に載せたままだとチャックの開け閉めが大変
・荷物に合わせて毎回ベルト調整をしなくてはいけないのが面倒
・単体だとルーフに負担がかかるので重たいものを積めない
結局どれがいいのか?
乗っている車や用途によって変わってくると思いますが、結局はお好みでいいんじゃないでしょうか。
付けっぱなしで支障がなければルーフボックスが一番手軽でセキュリティ的にも良いと思いますし、背が高めのクルマは立駐で苦労するのでルーフラックにしておけばあまり高さは増えません。
車の雰囲気に合わせて見た目で選んでしまうのも全然ありです。
自由に積み方を選べて安上がりなルーフラック+ルーフバッグが個人的にはおすすめです。