「信号機のない横断歩道を歩行者が渡るときに車が一時停止するか」
2018年にJAFが行った調査が話題となりました。
止まった車の割合は栃木県が0.9%でワースト1、対して全国1位の長野県は58.6％の車が止まってくれたそうです。
約6割も止まってくれるなんて！
どうしてこんなに話題になっているのか？
みんな当たり前のように止まりませんが、本当は止まらないと法律違反だからなんですね。
道路交通法違反
（横断歩道等における歩行者等の優先）
第三十八条 車両等は、横断歩道又は自転車横断帯（以下この条において「横断歩道等」という。）に接近する場合には、当該横断歩道等を通過する際に当該横断歩道等によりその進路の前方を横断しようとする歩行者又は自転車（以下この条において「歩行者等」という。）がないことが明らかな場合を除き、当該横断歩道等の直前（道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。）で停止することができるような速度で進行しなければならない。この場合において、横断歩道等によりその進路の前方を横断し、又は横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない。
歩行者が横断歩道を渡ろうとした際に車は一時停止しなければなりません。
これは道交法で定められており、違反者には「横断歩行者等妨害等」として交通違反点２点と反則金9000円（普通車）となっております！
また38条の2、3では
- 横断歩道の手前で停止している車の横を通って前に出る時は一時停止せよ
- 横断歩道の30m以内では追い越し禁止
的な事が書かれております。間違ってたらごめんなさい。
気づかなかったは許されない
先程の道路交通法によると、歩行者がないことが明らかな場合を除き停止することができるような速度で進行しなければならない。とあります。
- 暗くてよく見えない
- 物陰に隠れて見えない
なんて時も、すぐに停止できる速度で走行し、歩行者がいれば止まらなくてはなりません。
気づかずに止まらなかったところが警察に見つかったが最後、問答無用で減点＆罰金ですよ！
出会って4秒で罰金
歩行者が譲ってくれた場合もアウト
横断歩道に歩行者を見かけて止まってあげようと思ったときに、歩行者側からジェスチャーで「お先にどうぞ」ってされることありますよね。
これは知り合いの話しなんですが、歩行者が譲ってくれたから行ったら直後に捕まったそうです！
言い訳虚しくしっかり減点と罰金とられたそうで、譲った歩行者としても後味悪いでしょうね…。
歩行者と警察がグルになった新手の詐欺かと思いました
ゆとりを持って安全運転
私自身、歩行者に気づけば止まるようにしていますが、夜間や対向車の死角に入っていた時など、気づけなくて止まれない事は多いです。
また自転車は歩行者扱いじゃないと思っていたので止まっていませんでした。自転車も譲ってあげなくてはいけなかったんですね。
間違っても歩行者が邪魔だからってクラクションを鳴らしたりしてはいけませんよ。
最後に私の好きな言葉を一つ
「生きるのを楽しむコツは二つだけ。クラクションを鳴らさないことと、細かいことを気にしないこと」
アヒルと鴨のコインロッカーより
何事もゆとりが大事
