家を建てる時、窓はいくつかの種類から選ぶことができますが、私の家では外開き窓を多く採用しています。
引違い窓とは違い洗練された感じがするし、その特徴をメリットと感じての採用でした。
しかし見た目は良いのですが不便な点もありました。2年使用して感じたメリットとデメリットを紹介します。
外開き窓とは?
外開き窓とは画像のようなタイプの窓のことです。
日本では引違い窓が一般的ですが、欧米ではこちらのほうが一般的だそうです。
外開き窓の特徴
開き窓の特徴として気密性が高いことが挙げられます。また、窓が外側に開いているため風を取り込みやすいです。
私の場合は特に気密性を期待して多くの箇所で採用しました。
外開き窓のメリット
気密性が高い
開き窓は閉める際にグッと押し付けてロックするので気密性に優れるようです。
昔の引き違い窓は隙間だらけでひどかったですが、どんどん良くなっていると思いますし、実際どれほど違うのかはわかりませんね。
見た目がカッコいい
開き窓はシンプルで洗練された感じがして好きです。
引き違い窓はちょっと見た目が良くないので、そういう意味でも開き窓を多く採用しました。
サッシの掃除がしやすい
引き違い窓と違いスライドする溝がありませんので、シンプルで掃除がしやすいです。
開けていても目隠し効果あり
窓ガラスは透明とくもりガラス(かすみガラス)が選べます。
かすみにすれば開いた窓が目隠しになり視線をカットすることができますので、全開にしなければ道路沿いでもカーテンがいりませんね。
防犯効果あり
開き窓は風に弱く、大抵はストッパーが付いています。
少し開いた状態で固定すれば簡単には侵入できなくなりますが、簡単に破壊できるので過信は禁物です。
外開き窓のデメリット
大きく開けない
一条の窓はストッパーが付いており、半開・全開の切り替えができます。
半開だとストッパーが作動しちょっとしか開けません。
かといって全開だとストッパーが効かずにフリーの状態になります。強風で破損する可能性がありますし、防犯上よくないので普段は半開でしか使えません。
ちなみにオプションの網戸を付けていると、締めたときに取っ手が干渉しますので、強風などで強く閉じてしまった場合網戸を破ってしまいそうです。
隙間風を感じる
気密性が高いといいましたが実際は隙間風を感じました。
特に冬場に換気扇などを使っているとよくわかります。
半開・全開のスライドスイッチのところでパッキンが潰されており、そこから冷たい風が入ってきます。
監督さんに相談してもパッキンを交換してみるしかないということでしたので、仕様ですね。
開閉時に虫が入る
網戸はロール式で内側に両面テープで設置されます。
窓をあけてから網戸を引き出す、網戸をしまってから窓を閉める、という感じになっていますので、どうしても一瞬無防備になります。
夏のなんかは明かりに集まってきますので、もはや開けたくても開けられません。
網戸についた虫はそのままだと収納時に巻き込んでしまいますし。窓の内側についた虫はそのまま室内に入ってきてしまいます。
また西日が入る窓は何故か小さな虫が結構死んでいます。入ってきた虫がハニカムシェードとの間で暑さに耐えられず息絶えてるんでしょうか…。
ほとんど開閉しない窓でも死んでいるので、もしかしたらパッキンの隙間から入ってきているのかもしれません。
ストッパーがないサイズがある
これはデメリットというか、注意が必要なだけなんですが
我が家の場合階段下トイレに小さいサイズの開き窓を設置したらストッパーが付いておりませんでした。
1階なので防犯上も良くないですし、強風など強く動いてしまうと危ないので開けることが出来なくなってしまいました。
他のサイズにはついているので、当然ついているものと思っていました。設計時には特に説明がなかったのでガッカリです。
もうひと工夫ほしい
一条工務店は窓の断熱性能にはとても気を使っていますが、使い勝手はいまいちですね。
基本的に窓を開けない生活をしてほしいようですので、その辺りに力を入れていないのかもしれません。
私も窓に詳しい訳じゃないので意外とこの程度が普通なのかもしれません。
室内が快適ななのであまり開閉しないので、まだ許せる範囲です…。